日本でもインターンは普及してきていますが、シリコンバレーの日系企業(以下:シリバレ企業)へインターンすると、日本では得られない体験やメリットがあります。社会人とのつながりや業務の一部を任せてもらうという日本で得られる体験はもちろんのこと、シリバレ企業でしか体験できないことがあります。まず第一に、日本の企業とシリバレ企業がインターンを募集する目的が異なっています。日本の企業がインターンをする目的は採用です。優秀な学生を早い段階で確保するためにインターンを通して学生を見極めることが目的で、インターン生用に課題や業務を与えます。しかし、シリバレ企業は通常業務を手伝ってもらえる学生インターンを求めています。なぜならスタートアップは少数精鋭であるということ、大企業においても駐在員は1人〜2人しかいない場合も多く、そもそも人手が足りていないため、リサーチ、企画、商談への参加など日本のインターンではなかなか体験できない実戦の場に参画することができます。また、卒業後日本で就職を考えている方にとっても、シリコンバレーの企業で英語を使ってインターンをしていた経験は、就職活動時に有利に働きます。そして、シリバレ企業も日本人留学生を求めています。アメリカに留学している日本人留学生は優秀な学生も多く、大学レベルの英語の基礎を身につけています。駐在してきたばかりの方はまだ英語が不自由なことがあり、日本語と英語ができるだけで重宝されるケースもあります。また、スタートアップは猫の手も借りたいほど常に忙しい、大企業は現地での採用を日本本社から許可されていない企業もあり、無給であれば日本本社に許可される場合があります。シリバレ企業の人手不足と日本人留学生のインターンをしたいというニーズを、シリバレシップが架け橋となるべくマッチングの支援をしています。